マルメにも意外とたくさん桜があるな、と思ったら、今満開を迎えているのはあんずの仲間が多いようです(右写真の濃い色は桜、薄い色はあんず。手前の木をよく見ると黒く枯れた果実がついたままになっています)。
桜はまだ早咲きの花が咲いている程度。あんずの花を桜と間違えて「お花見しなきゃ!」と焦ったりして、気分が落ち着きません。『日本人病』ですね(笑)
そんな中、4月27日(土)28日(日)の二日間、お隣のコペンハーゲンで『Copenhagen Sakura Festival 2013』が開催されました。

この桜祭りは、2005年の H. C. Andersen 生誕200周年に、日本の製パン会社・アンデルセンが寄贈した200本の桜をコペンハーゲンの Langelinie Park に植樹したのがはじまり。…こう聞くと、アンデルセンってデンマークが本社?と混乱しますが、そうではなくて、アンデルセンはあくまでも日本の企業で本社は広島だそうです。
その桜が初めて開花した2007年に最初の桜祭りを開催。当初はセレモニーとして行われたものが、2008年には Copenhagen Sakura Festival Committee が発足され『祭り』となったようです。
会場の桜はまだほとんど咲いていませんでしたが、それでも日本のお花見を思わせる賑わい。
ここだけの話、お寒い祭りになっていたらどうしよう?と少ーしだけ心配していたのですが、そんな心配はどこへやら、日本人もそうじゃない人もコスプレをしたり日本酒を飲んだりしながら、皆が好きずきに桜の木の下で楽しんでいて、とてもよい雰囲気です。
屋台風のテントもたくさん出ていて、カレーや抹茶アイスなどの日本食の他、折り紙や野点のブース、力士の着ぐるみを着て相撲をとらせてくれるコーナーもありました。ちなみに赤い廻しの力士は『アバター』のコスプレをしている方なので青い顔をしています(笑)
舞台では剣道のデモンストレーションが行われていました。狭い舞台で日本剣道形、打ち込みなどをするのは大変そうでしたが、観客は見入っていました。
そのまま何となく次の出し物の阿波おどりも観たのですが、これが思いの外素晴らしかった! 三味線や太鼓などの鳴りものの他、揃いの着物に身を固めた踊り手達も勢揃いで、本格的な阿波おどりが披露されました。
最初はジッと座って見ていた女の子も……
でも何故、着物や団扇に『大塚連』と書かれていたのでしょう?
調べてみると、踊っていたのは徳島が発祥という大塚製薬の皆さんだったんですね。企業自ら連を持ち、阿波おどりの継承に務めているのだそう。企業がお金を出して(たぶん)ここまでやるとは! 非常によい取り組みだと思いました。
一通り踊った後、代表の方が踊り方のレクチャーをして観客も巻き込み、皆で踊りまくって最後まで大盛り上がりでした。
ところでこの桜祭りの開催に多大な貢献をしたアンデルセン、なんとデンマークに逆輸入されコペンハーゲンに店舗が3つもあるという話。しかも、そこではアンパンが売られているというじゃありませんか!
会場を後にし、早速コペンハーゲン中央駅近くにある『アンデルセンベーカリー・チボリ店』へ行ってみました。すると閉店1時間前で、既に残りのアンパンは3つ。全部買い占めましたとも…友人と一緒に、ですが。ひとつ17クローネ(約290円)もする高級アンパンなので(汗)
帰宅後、もちろん牛乳と一緒に食しました。パン生地が一般的な日本のアンパンより噛み応えがあってまた格別な味わい。。
桜を愛でに行ったはずの祭りで、アンデルセンにしろ大塚製薬にしろ日本企業もなかなかやるじゃん、と意外なところで感心させられた有意義な一日でした。



