マルメはスウェーデンの南端だからなのか、それとも自分が慣れてしまったせいなのか、2月に入っても日中はイメージしていたほどには寒く感じません。ただ夜になるとだいたい、めっきり冷えます。
外は寒くても屋内はセントラルヒーティングでいつも暖かいので、外から帰ってきて「あ〜早く、エアコン、エアコン!」ということがありません。だからそれほど寒いと感じないのかもしれませんね。屋内がいつでも暖かいというのはなんて体に優しいんだ、と朝の起き抜けや湯上がり(湯船がないのでシャワー上がり)などに実感します。
そんな寒い季節に凍った海を歩いたという話を聞き、現場へ連れて行ってもらいました。
マルメは海際の街なので、すぐそこに海があります。
行ってみると、海は立派に凍っていました。
波の形もそのままに凍りついて、まるで芸術作品のようにきれいな模様になっています。
岩が飛び出しているところは、凍った海がバキバキに。
この日は天気も悪く海上(氷上)を吹く風はいっそう冷たくて、海を歩く足もしびれるほど。
そんな寒い日にもかかわらず、海近くの凍った沼では、子ども達が元気にスケートをして遊んでいました。天然のスケートリンクです。
ただ天然氷なだけに、表面がガタついてちょっと滑りづらそうでした。
アイスホッケーを楽しむ子ども達も。お国柄でしょうか。
ここ2、3日は気温がそれほど下がっていないせいか、マルメの街中では雪も溶けてしまいました。まるで春がくるんじゃないか、というような陽気の日も。
でもあるスウェーデン人の話では、「大丈夫、3月までにまた必ず寒波が来るから」とのこと。…いや、来なくていいんですけどね。
波がそのまま凍ってしまうなんて凄い〜。日本ではお風呂場が寒くて心臓マヒで亡くなる人が多いようだけど、そちらでは大丈夫そうですね。ウチも部屋が寒いから、羨ましい。。
そうそう、部屋ごとの温度差もねえ、、日本の場合はツライ。こちらは部屋の中が暖かいといっても、暖房ガンガンきかせているわけじゃなくて『どの部屋も同じ位寒くはない』っていう程度。これが体に優しいと思います。日本もセントラルヒーティングが一般化すればいいのに。