移民の街・Malmö

スウェーデンには移民が多いというのは有名だと思いますが、中でもマルメは顕著で、住民のなんと40%近くが移民だという話。そういえば街を歩いても、私がイメージする『スウェーデン人』らしい人はそれほど多く見かけない気がします。Malmö city

国民の移民率があまりにも高くなってきたので、数十年後には元から住むスウェーデン人のほうが少なくなっちゃうんじゃない?と危惧する声もあるようですが、実際にはどうなんでしょう。
あまり気軽に話せる話題でもないし私はまだマルメ歴が浅いので、スウェーデン人に尋ねられるようになるにはもう少し時間がかかりそうです。

移民が多いことが遠因となってストックホルムやマルメは治安が悪い、という話もあるようですが、これは今のところ私自身は特に感じていません。もちろん危ない目に遭わないわないように気をつけなきゃ、とは思っていますが、それはどんな街でも同じですもんね。

スウェーデンは永年移民が流入してきた国だけあって、受け入れ体制は整っているようです。
移民であっても医療制度が施行されたり(年間に支払う医療費の上限が決まっていて、それを超えると無料で診察が受けられる)子どもを学校へ通わせるシステムが整っていたり、スウェーデン語を無料で学べる機関が用意されていたりします。

Möllevångstorgetただしそれらが適用されるのは、『個人識別番号』(Personal Idetification Number)を取得した人=1年以上滞在する人だけ。私の場合は1年未満の滞在予定なので、適用されません。1年以上の滞在者(=おそらく移民)には手厚いけれど、私のように微妙な長さの滞在者には基本的に何もないようです。もらえるのは滞在許可だけ。

そんな移民の街・マルメをちょっと実感できる一角があります。

ここ Möllevångstorget 周辺には、アジアや中東の食材店やレストランが多く出店しています。毎週土曜日には青空市場が開かれ、移民らしき人々も野菜や果物、お花などを買いに訪れています。

私が普段行くスーパーにも、日本人に親しみのある野菜や果物は結構並んでいます。例えば生姜やニンニクはだいたいいつもあるし、柿やザクロなどが並んでいるのも見かけましたが、ここへ来るとより見慣れたものに出会えるかもしれません。

Möllevångstorget

こちらの屋台は緑色の葉っぱだらけ。ほうれん草や香菜、ディルなどが山積みになっています。

Möllevångstorget

以前ここでニラが大量に積まれているのを見たのですが、買いそびれてしましました。次回またニラを見かけたら絶対に買ってレバニラ、といきたいのですがレバーがあるかわからないので、肉ニラ炒めを作ろう、と決めています。

 

移民の街・Malmö」への2件のフィードバック

    1. masblo 投稿作成者

      レバー、です…(笑)
      塩とごま油でトゥルッといきたいところですが、こちらでは火を通すタイプさえ見ていないような、、端からあきらめているから気づかないのかなあ。

      追記:さっきスーパーへ行って意識して見ていたら、豚はなかったけど牛レバーはありました! もちろん火を通すタイプですが。

      返信

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