2013年 Malmöの年明け

日本より8時間遅れて、スウェーデンも新年となりました。
欧米ではおそらくどこも同じようだと思いますが、マルメでも年末年始の盛り上がりはクリスマスがピークで、その後は特に大きなイベントもなく2013年を迎えています。
ただ、2012年から2013年になるその瞬間だけは少し違っていました。

大晦日当日になって、徒歩圏内にある大きめの公園で年越しイベントが開かれるという情報をキャッチ。せっかくだから行ってみようと思ったのですが、あいにくの雨で外はとっても寒い! 新年早々風邪を引くのも難なので、あきらめて『紅白』も『ゆく年くる年』も放映されない我が家で、おとなしく年越し蕎麦だけ食べることにしました。

そう決めたのに、イベント会場である公園からは打ち上げ花火の音が数秒おきに休みなく聞こえてきて、なんだかソワソワ。おまけに辺りは4〜5階建てのアパートだらけなので、花火本体はちっとも見えません。
ところがあと15分で2013年という頃になって、公園よりももっと近い場所から花火を打ち上げる音がポツポツ聞こえ始めました。ロケット花火よりも大きいけれど、日本の打ち上げ花火よりは小さそうな音です。

新年まであと5分を切るとさらに音は多くなり、窓の外を見てみると……辺りは小型の打ち上げ花火で囲まれていました。

http://www.dailymotion.com/video/xwiiov
どうも一般道で有志の皆さん(?)が花火を打ち上げているようです。ばか騒ぎをしている様子もなく、ただきれいな花火が街のあちこちからしばらくの間打ち上げられていました。これがスウェーデン流の新年の祝い方なのかもしれません。ちょっと素敵な2013年の始まりでした。

火事は大丈夫なのか、法律上はどうなっているのか??…その辺はよくわかりませんが、サイレンのひとつも聞こえてこなかったところをみると、問題はなかったようです。

花火から一夜明けて後は、まるで何事もなかったかのように新年になったことを示すもの(雰囲気や飾り付けなど)はなーんにもありません。飾り付けはたぶん、6日まではクリスマスのままです。
ただスウェーデンではセールの時期が始まったようで、マルメの街でも『REA』(=SALE)と書かれたポスターがあちこちに貼り出されています。クリスマス当日の街の静けさはどこへ行ったやら、多くの店がセール中に買い物をしようという人で賑わっていました。

New Year in Malmö

でも日本人である私は、初詣に行ったりおみくじを引いたりしないことには何かこうピリっとせず、一年が始まった気がしません。お正月はやっぱり日本が一番だな、と改めて感じた年明けでした。

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