2012年から2013年にかけてがオーロラの当たり年なんだそうです。
日本にいたとしたらなかなか腰が上がらないけれど、せっかくこんなに北にいるんだから、とオーロラ目当てにスウェーデンの北端近くの街・Kiruna(キルナ)まで行ってみることにしました。
飛行機だとコペンハーゲンあたりから数時間で行かれるのですが、案の定予算オーバーだった(苦笑)ので、思い切って電車で往復することに決めました。(上写真はマルメ中央駅)
マルメ中央駅をお昼過ぎに出て、ストックホルムまで4時間半ほど。そこから寝台列車に乗り換えて、キルナに着いたのは翌日のお昼過ぎ。全行程でほぼ24時間、やっぱり時間はかかります。
今回予約した寝台列車の席は、3人用の細長いコンパートメント。
造り付けベッド(写真左上の天井のような部分)と折りたたみベッド(写真左の赤いラインが入っている部分)、ベッドになる椅子で合計3人用ということなんですが、3つともベッドにすると荷物を置くスペースがほとんどないので、ここを大人3人で使うのはちょっと厳しいんじゃないかな、、というのが私の感想。
今回は料金を多少プラスしてコンパートメントごと予約したのですが、定員いっぱいにならずに済んだので正解だったと思います。
コンパートメントには水道が付いていて、洗顔や歯磨きはここでできます。
私は使いませんでしたが、車内には思ったよりきれいな共同シャワーもありました。まだ発車する前からシャワーを浴びている強者も(汗)! 最初に使えば一番きれいですもんね。きっと旅慣れた人なんでしょう、、
この他予算に応じて6人用の大部屋コンパートメント、シャワーやトイレまで専用のものが設置されているファーストクラスのコンパートメントもあります。
寝台列車って疲れるんじゃないか?と思いきや、車窓から外を眺めていると、ストックホルムから北に向かうにつれてどんどん降雪量が変わるのがわかって面白かったり、あれが幻でなければ、ムース(ヘラジカ)やウサギらしきものが見えたりと、意外と楽しい電車旅でした。寝心地も思ったより悪くなかったです。
ただし食堂車は、テレビの旅行番組で見るような素敵な食事ができるレストランだと思ったら大間違いでした。
できあいの高いサンドウィッチなどが売られているだけだったので、飲食料関係は事前に用意して乗り込んだほうがよさそうです。要冷蔵のものはコンパートメントの窓際に置いておけば、ある程度冷やしておくこともできましたよ。
写真は仕方なく買ったトナカイサンド(たしか30クローナ(約400円)。味はまあまあ)とハーフボトルで99クローナ(約1300円)もしたワイン。街ではフルボトルでもっと安く売られていました。
乗車料金は同じ路線でも日にちや時間、時期によってかなり違うようですが、今回はマルメからキルナまで往復で一人3000クローナ(約41400円)くらいでした。スウェーデン国内からキルナ行きの夜行列車は一日に二往復しかないようなので、予約はこちらからお早めに。
キルナに降り立つと、そこは−25℃の世界です。もちろんすごく寒い! でもそれは予想していたことだったので「やっぱりこんなもんだよね」でしたが、それよりもまず驚いたのは、学生らしき中国人旅行者が大勢いたこと。中国でキルナ流行り??
中国人からうっかり中国語で話しかけられるくらい、そこは中国になっていました(笑)
―25℃の世界ですか(*_*)…東京は積雪15㎝で大騒ぎになっていますが…キルナではオーロラは見られましたか?
東京で積雪15㎝は大変ですね! キルナは雪だらけで、車道すら雪で固められていて真っ白でした。
オーロラは…次回の記事に結果を書く予定です。『道中編』だけで文章が長くなっちゃって、、焦らすようでスミマセン。
道中編…見落としてました(..)
せっかちな奴で(^.^)(-.-)(__)
最初に写っている列車は、ストックホルムまでの列車ですか?
なかなか格好いいですね!
いえいえ、普通道中からこんなに長く説明しませんよねえ、、(笑)夜行列車が意外とよかったので、ご紹介したくて、つい。
写真はそうです、ストックホルムまでの列車です。先頭に記されている『SJ』というのは『Statens järnvägar』(国家鉄道)の略称だそうです。
国家鉄道(*_*)…凄いネーミングだと思いましたが、日本も昔はJRが国鉄だったんだから一緒ですね。
確かに寝台列車、なかなかのものです(^^)v
ブログを見て、乗ってみたくなりましたぁ(^з^)-☆
スウェーデンは森林だらけなので、夜行列車の車窓から見えるのは木と雪がほとんどだけど、それでも時間をかけて移動するのもいいもんです。
美味しい食べ物&飲み物とトランプや本を持ち込んで乗ったら、キルナまであっという間でしたよ。機会があればぜひ!
はぁい、ありがとー(^^)/
機会があれば…是非(^.^)