Malmöで北欧デザインに触れる

『北欧デザイン』という言葉は日本でよく耳にしたけれど、北欧にいるというだけでいつもそれっぽいものに囲まれているわけじゃないんだ、ってことがマルメに住み始めてからわかりました。
考えてみれば日本でも同じですよね。普段から、和のデザインが効いたお洒落なものだけに囲まれて生活しているわけじゃないですから。

Malmö

Form/design centerとはいえ、北欧デザインを感じられる場所はマルメにもあります。

Form/design centerまず行ったほうがよいと思うのは、 Form/Design Center
古い建物の残る一角(上写真)にある赤い壁の奥へ入って行くと、そこに入り口があります。

3階建ての古い建物を改装した造り。1階と2階半分はギャラリーで、現代美術作品が展示されています。入場無料。
2階にはカフェもあります。ここに置かれているデザインや建築に関する雑誌は閲覧自由。
3階は北欧デザインの布や雑貨、食器や本などが並ぶミュージアムショップのような場所。スウェーデンだけでなく他の北欧諸国のものも並んでいます。お土産を買うのにもよいかもしれません。

Form/design center

先程入ってきた赤い壁から外へ出て右へ行くと iittala や marimekko のお店がありますが、どちらもフィンランドのメーカーなのでここでは割愛。左のほうへ行きます。
最初の四つ角の手前と向かいに、何やら『デザインの匂い』のするお店があります。

Formargruppen

Olsson & Gerthelまずは手前から。
ここは Formargruppen というお店。Formargruppenに所属している作家ものの食器やアクセサリーなどが売られています。スウェーデンの作家ばかりなのかは定かでないのですが、多いことは確か。サイトにある medlemmar かサイトの右側にある medlemmar をクリックすると、各作家の説明や作品を見ることができますよ。
お店の三分の一ほどはギャラリーになっています。

向かいのお店は Olsson & Gerthel 。こちらには家具や照明など、インテリアに関するものが多く並んでいます。
北欧デザインだけにこだわっているわけではないようで、北欧というよりもちょっとポップなテイストのものもあります。でもどれもお洒落。

この四つ角を左に折れて Engelbrektsgatan をしばらくまっすぐ行くと…右手にかわいいショーウィンドウを発見。IM fair trade
ここはIndividuell Människohjälpという団体によるフェアトレードのお店でした。北欧デザインとは関係ありませんが、かわいらしい雑貨も並んでいましたよ。

さらにまっすぐ進んでいくと、左手に見えるのが Norrgavel(右下写真1階部分)。家具や食器、布などのインテリアのお店で、扱っているものは全てスウェーデンで作られたものなんだそうです。Norrgavel オリジナルのものもあるみたいですね。Norrgavel
実際の部屋のように家具や雑貨が並べられているスペースもいくつかあって、眺めているだけで想像力がかきたてられます。
今ではスウェーデンで唯一の陶磁器メーカーになってしまったという Gustavsberg の食器も置いてありました。お店で聞いた話では、『ノルウェーの森』の映画の中でもGustavsberg のこのシリーズの食器が使われているそうです。

さらにまっすぐ行って広場(Gustav Adolfs torg)を通り過ぎ、運河の手前を左へ行くと DesignTorget があります。雑貨中心のお店。
サイトを見るとどうもスウェーデンのデザイナーによるものが多いようですが、和風のものも置いてありました。このページを見た感じでは、どこのデザイナーでも(たぶん日本人でも)Design torget商品を持ち込むことができるようですが、未発売のもの、という条件があるようですね。

どこも行ってみるとワクワクするスポットばかりなのですが、各サイトを見るとどれもいまいちその雰囲気をうまく伝えられていない気がして、とても残念。
マルメへお越しの際はぜひ、直接足を運んでみてください。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>