Göttingen 名物にうまいものあり

Göttingen(ゲッティンゲン)でも桜や菜の花が咲き、やっと少しずつ春らしくなってきました。ただ安定しない天候で、雪やあられが降ることもあります。

Göttingen im Frühling
さて、ゲッティンゲンにはこの街で作られている名物が二つあります。
一つは、塩。Saline Luisenhall (ザリーネ ルイーゼンハル)で作られています。
Salineとは製塩所のこと。今回サイトを見て初めて知ったのですが。ここは鍋で焚くという昔ながらの方法で塩を精製する、ヨーロッパで唯一の製塩所だそうです(リンク先にある動画で、その様子を見Salz von Saline in Göttingenることができます)。
そこが何なのか知らずに敷地の横を何度か自転車で通ったことがあるのですが、高級なスパ風な看板が掛かっていたので、自分とは関係ないものと思い込んでいました。それにしては見るからに歴史のありそうな木造の建物が敷地内に見えたので、古い農家を改築したスパだと思っていましたが、見えたのは古い製塩施設で、その中で塩が作られているのでした。
ちなみに看板に記されていたとおり、こちらには塩水のお風呂に浸かったりマッサージを受けたりできる施設もあります。

Würst in Göttingenもう一つは、肉製品。
1884年にゲッティンゲンにて創業した Börner Eisenacher は、ソーセージやハム、サラミ等といったドイツの食卓に欠かせない肉の加工品を作っています。
ザリーネの塩と同じように、こちらの製品もスーパーで見掛けるのですが、どこにその工場があるのかは知りませんでした。
そんなあるとき、偶然工場の脇を自転車で通り抜けました。よく見ると、レストランも併設されている様子。
後日、早速訪れてみました。

Börner Eisenacher
工場が多い街外れの一角にあるレストランですが、思ったよりも人がたくさん訪れています。家族連れなどもいるので、訪れるのは近所の工場に勤めている人ばかりではないようです。

Grillhaus in Göttingen
メニューを見ると、特に自社製品を押し出している訳ではないラインナップ。もしかしたらサラミやハムは調理する必要がないので、暖かい料理メインのレストランではメニューに入れにくいのかもしれません。
この日の日替わりメニューはシュニッツェル(薄いトンカツ。6.7ユーロ)。お値打ちメニューとして提供されていたのはカリーヴルスト(ケチャップとカレー粉が混ざったようなソースがかかったソーセージ。飲みもの付きで5.4ユーロ)。普通に美味しく、その他のメニューもお手頃価格でボリュームがあり、食べに来る人が多いのもわかる内容でした。

Grillhaus in Göttingen
ただ「マヨ(マヨネーズのこと。写真に写っている白いクリーム状のもの)を付けますか?」と聞かれ、思わず「はい」と答えてしまったのは余計でしたね。マヨ自体の味は悪くなかったのですが、こってりし過ぎてとても付け切れませんでした。Wursthaus

レストランの隣には、工場直営店が併設されています。せっかくなので覗いてみました。
スーパーでも見掛ける包装された商品の他に、量り売りの肉やソーセージなども売られていました。

レストランは平日毎朝7時からの営業で、月〜木曜日は16時まで、金曜日は15時まで。
手軽にドイツの普通の外食を試してみたい方、あるいは朝っぱらから肉料理でガッツリいきたい、という方にもお勧めです。

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