酒好き集合! Malmö öl & whisky festival

öl & whisky festival4月に入った頃から、マルメを走るバスに『Malmö öl & Whisky festival』(マルメ・ビール&ウイスキーフェスティバル)と書かれた広告が掲示されようになりました。4月19日(金)、20日(土)の2日間開催される模様。
地ビール好きの私としてはぜひチェックしなくては! ということで金曜日に行ってみました。

なんでも、去年初めてスウェーデン国内にある26のマイクロブルワリー(小規模の地ビール醸造所)がマルメに集まり、ビアフェスティバルを開催したのだそう。去年の会場は、私も美味しいビールが飲みたいときに行くマルメのマイクロブルワリー、 Malmö Brygghus(詳細はこちらの記事をご参照ください)だったそうなんですが、今年は広い場所に会場を移してウイスキーも一緒に、という趣向。öl & whisky festival

入場料は一人195クローナ(約2900円)。これは正直高すぎますよねえ、、それとは別に、会場内の各ブースで使える試飲用の金券150クローナ分(約2200円)を事前に入り口で購入します。
ちなみに試飲はだいたい100ccで、ビールだと20〜30クローナ、ウイスキーだともう少し量は少なくて値段はビールより高めでした。

まず試飲用のグラスをもらいます。ビール用とウイスキー用のどちらかひとつ、と言われたのでビールグラスを手に中へ。金曜日は午後3時からの開場で私が到着したのは午後7時でしたが、すでに出来上がった酒好き達が大勢いました(笑)öl & whisky festival

入り口付近にはウイスキーのブースがいっぱい。でもここで引っかかっている場合じゃなくて、目指すはマイクロブルワリーのブースが集まっている会場奥の別室。……いましたいました、地ビール好きの連中が!

どのブースもたくさんのタップを並べて待ち構えています。どれにしようか迷った挙げ句、Gotlandという島にある醸造所 Gotlands Bryggeri(下写真左)の『Sleepy Bulldog 』(ペールエール)を選択。苦み控えめでしたが悪くない味でした。

Gotlands Bryggeri and Nils Oscar Company

Malmö öl & whisky festivalその他 Nils Oscar Company(上写真右)の『Indea ale』、Lundabryggeriet(上から三番目の写真)の『Djingis』、Helsingborgsbryggeri の『Kaffestout』などを試飲。
よい雰囲気の中で飲むビールは最高でした。が、試飲したビール全体的に、大手のビールよりは美味しいけれど香りや味の深みが少ーし足りなかったかなーというのが私の印象ですね…

河岸を変えて、ウイスキーのブースへ行ってみました。

Distilleries
スウェーデンにも蒸留所はあって、Mackmyra(上写真左)もそのひとつ。Malmö öl & whisky festivalウイスキーをブレンドして販売している Svenska Eldvatten(上写真右)のブースでは、試飲なのに60クローナもするウイスキーを勧められましたが、オススメだけあってとても香り高く美味でした。

サントリーやニッカなどの日本のウイスキーも複数のブースで見掛けましたよ。日本のウイスキーはスウェーデンでも人気があるようで、街のバーでも『山崎』や『余市』などよく見掛けます。

Malmö öl & whisky festivalウイスキーとビールの輸入会社である Clydesdale のブース(下から二番目の写真)には、日本語がとても上手な方がいました。日本の蒸留所もまわったことがあるそうで「秩父のイチローズモルトにも行きましたよ」なんて話してくれました、流暢な日本語で!
彼の目の前には『あかし』という日本のウイスキーが置かれていましたが、こちらの蒸留所にも行ったそうです。

283_low美味しいお酒を飲みながら会話をしていたら、すっかりよい気分になってしまいました。
なんと、もう来年の『Malmö Öl & Whisky Festival』の日程が決まっているようです。2014年3月28(金)、29日(土)に開催予定。
入場料は高めですが、スウェーデンの酒事情を知るにはよい機会だと思います。会場ではおつまみや軽食も販売されている他、自由に飲める水もちゃんと用意されていましたので、御心配なく!

 

酒好き集合! Malmö öl & whisky festival」への4件のフィードバック

  1. Mater Chronus

    今回のブログ…masbloさんの筆が踊ってる!
    心から楽しんでいるのが伝わって来ましたo(^o^)o

    返信
    1. masblo 投稿作成者

      あ、わかっちゃいましたか(笑)?
      酒飲みってしょーがないなーと思いながらも、やっぱり気の置けない仲間と美味しいお酒を飲むのは楽しいんですよね。

      返信
  2. m’amour

    入場料2900円は、うーんちょっと高いかな(ちなみに5月6日までやっている神戸ドイツビールフェスタの入場料は無料)。しかし、うまいビール飲んで、そのお金が社会に還元されるならそれでよしというのがスウェーデンの人の考え方かもね。
    ウィスキーの「あかし」は明石でしょうね。そこビールも作ってて、ヴァイツェンとかシュバルツとか、もちろピルスナーもある本格的な地ビールです。「明石ビール」なんですが、それが姫路にくるとラベルを姫路城なんかに変えて「姫路ビール」になるので笑えます。

    返信
    1. masblo 投稿作成者

      そうです、『あかし』は明石です。ビールも造っているんですか。
      明石ビール(=姫路ビール。笑)は飲んだことがないのでわかりませんが、日本の地ビールはかなり美味しくなりましたよね。スウェーデンようにSystembolagetでしかお酒を買えないような状況(こちらの記事をご参照ください)だと、なかなか消費者の舌も肥えにくいのかな、なんてことも思いました(苦笑)

      返信

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